How toウマの立て方&その他ウマの事もろもろ
2008年08月14日/ アソビバスタッフが贈るHow to初心者必見シリーズ
旧盆と言う事で、エイサーの地方(沖縄語・ジカタと呼ぶ・エイサーで三線弾く人ね)を務めるスタッフアッキーは
仕事が終わると衣装に着替えて気合を入れておりました
「西日を背に受けて堂々と三線を構える姿、なかなかカッコ良いじゃん」
とおだてて、エイサーに行く前にウマの講義を開いてくれとお願いして久々にHow toシリーズ開講です
やはり夏楽器で三線を始める方が多い中で、ウマ(駒とも言うよ)に関する質問も多いのでここでズバっとご回答致しましょう。
まず多いのが
「三線を弾き終わった後はウマを倒したり、外して保管するんですか~」
というご質問。
普通に弾き終ってスタンドや部屋に置いておく分には倒す必要もないし、もちろん弦を緩める必要はないですよ
ギターやウクレレに比べれば弦の数も少なく、張りも弱いので棹に掛かる負担はあまりないですからね。
ただ、ソフトケースやハードケースに入れて持ち運びをする際はやはり倒した方が無難です。
特にソフトケースは人やものに当たったときにウマが立っていると破損につながる場合が多いですから
倒すときは次にどの位置に立てれば良いかすぐ分かるように小さいシールを貼っておくと分かり易し
少しでもウマの位置がずれると左手の押さえるポジションがずれてしまうからウマをいつも一定の位置に立てるということは初心者にとってみたらとても重要な事だと思うよ。
もちろん遊び三線広場が発送するすべての三線にはウマの位置を示すシールを貼付してるからご安心を
「ウマを変えようと思うんだけど付け方、外し方が良く分からない~」
ってのも結構寄せられるご質問。
まずウマは棹と胴が当たっている所から入れてあげます。
ここなら棹がくぼんでいるので入れやすいし、弦の張りもウマが立っている位置よりも弱いので簡単に入れて、立てる事が出来ちゃうよ
そしたら両サイドを親指と人差し指でぐっと押さえて一気にポジションの箇所までササっと滑らせましょう
コツは躊躇わずにササッと動かすこと特に本皮は表面が当然うろこでざらついているので、ゆっくり動かしてるとパタって倒れちゃう事が多いよ~。
ある程度上達されてサウンドを追求されている方に多い質問が、
「いろんなウマがあるんだけどそれぞれどういう特徴を持ってるの」
市販で多いのが写真右の竹製のウマや右から2番目のプラスチック製のウマ。
竹製のウマは少し引き締まった音が欲しい時や、固めの音が欲しいときにチョイスすると良いよ
ただ竹のウマは壊れやすいし、演奏中に倒れやすく、立てる向きもあるのである程度扱いに慣れてきた中級者~上級者向けかも
左の竹製のしっかりウマや左から2番目の黒檀しっかりウマは最近出てきたタイプ。
少し音が硬い、人工皮でキンキンするって時にチョイスすると音が柔らかくなるよ
着地面が大きく安定しているから倒れにくいし、黒檀製のウマは頑丈だから遊び三線広場ではこれを初心者にオススメしております
まぁお手頃な価格ですのでいろいろ試してみても面白いし、また違った音色をMY三線で楽しめるかもよ
地味なパーツですが結構音色やポジションを左右する、三線において重要なポジションを担ってるウマの講義、エイサーに行く時間なので今日はこの辺で終了~
Posted by ASOVIVA at 20:35│Comments(0)