三線の指使いを練習してみよう

ASOVIVA

2010年03月02日 19:30

こんにちは!!スタッフの Kouta&Risaです
皆様!!三線ライフ楽しんでますかー!?
私達も好きな曲を見つけてチャレンジ!!
“楽しみつつ”がんばっておりまーす。

現在 Koutaは舞踊曲でもある“加那よー” Risaは“舞方”を
お互い負けじと コソ練中です。(三ヵ月後が楽しみですねー)
どっちが上達したか、発表会しましょうね!! (・6・)
新しい曲の弾き始めというものはワクワクし、時間が経つのも忘れるらい夢中になり
一節できたらさらにやる気まんまん!!時には躓いたり息づまったりもしますが、
弾けた時は最高~!!この嬉しさはいいですよね~!! 
練習中、何もかもが新鮮で、もちろん弾き方や歌いまわしにも新たな発見も多くあります
最近においては、お客様から「尺の音がなかなか上手く鳴らない」、「五の音が少し高めになってしまう」、「早弾きのリズムってどんなリズムでしょうか?」など、様々な声がありました。とりわけですが

~ヒヤミカチ節~ (ハイポジションでの演奏部分がある曲です)を弾くにあたり
工工四の読み方・ポジションの押え方についての、ご相談がありましたので
ポジションの説明や奏で方についてお話します。

ヒヤミカチ節の早弾きに憧れて工工四を手に入れた方も多いのではないでしょうか?
しかし!!ページをめくって愕然とされた方も同じくらい多いはず。
お馴染みの工工四にイ(にんべん)がついてるじゃありませんか
ジミヘン気取って早弾きをと意気込んでたのにいきなり挫折…ちんぷんかんぷん

実はこのハイポジションですが、なんと工工四の読み方がはっきりしていないようなのです。

今回いくつかの三線店に問い合わせをしたところはっきりした返答は頂けませんでした。
三線を弾く方はたくさんいるのに未だに解明されていないとは…謎深き三線またそこが奥深い部分でもあり、改善点でもあるのでしょうか。

そこで古典の師範に問い合わせをしたり、民謡の先生、近所でも有名な三線おじーに聞いたりして工工四の謎に迫りました

ハイポジションの工工四は使う指によって書かれているものと、音によって書かれているものがあります。
ややこしいですね
例えば「イ六」という勘所は「イ工」と書く場合もあります。六は中指で押さえますよね?ハイポジションの中指なので「イ六」と書かれているわけです。
ですが、音としては高い「ド」の音になります。なので同じ音でも「イ工」と表記する場合もあるわけです。

以下の図でも横にカッコがついて表記しています。


(常用漢字ではないため少々見辛いですが)
イ乙、イ老、イ下老、イ上、イ中、イ尺、伍、イ六、イ七などなど。
読み方は「いおつ」、「いじょう」のように「い」をつけて呼びます。
また、ヒヤミカチ節には出てきませんが曲によっては「口五」、「口尺」が出てくるものもあります。
これらは「こうご」、「こうしゃく」のように読むとのこと。
オクターブ上がりの記号と考えていいかも知れません。


ハイポジションの勘所の見つけ方としては、チューナーを手元に用意して女弦の開放弦から順番に弾いていきオクターブ上がりのドの音を探してみましょう。そのドの音が工工四で言うところの「イ六」になります。

あくまで目安ですが。
歌口から約28cmの位置が「伍」、30cmの位置が「イ六」、33cmの位置が「イ七」となります。

**ハイポジション**  で奏でる時!!
手を、カラクイ側(ローポジション)から、胴側の(ハイポジション)に移動し弾きます
三線を弾く場合、移動=「手を下げて」 と表現します。





この指使いは、~ヒヤミカチ節~ の手を下げる時の動きでもあるので!!
参考になればと思います。

イ乙・イ上・伍は人差し指を、イ老・イ中・イ六は中指を、イ下老・イ尺・イ七は小指を使って弾きます。
 
というわけで、
**ハイポジションとローポジション** とは!!


単純に“オクターブ”なんですね。
見たこともない字がゴロゴロ出てきますが難しく考えずに楽しんでステップアップしていきましょう

工工四を見た瞬間に挫折してしまったあなたもチャレンジしてみて下さいね。

音域が広がり、一味ちがう三線の魅力に出逢えるはず






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