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鴨口与那での製作ご依頼を受けました
2010年08月12日/ 大分県T様オーダー縞黒・鴨口与那
縞黒らしい木目の材で、鴨口与那型の製作ご依頼をT様」より頂き、職人と材選定を行って参りましたのでお写真と共に
ご報告です
与那城の特徴は糸蔵が大きく、真壁が中絃カラクイのあたりから天の曲がりが始まるのに対して、与那城は糸蔵の先から曲がり始めます。
そしてその中でも鴨口与那は写真の鳩胸部分がかなり平べったく削られ、横から見た際に鴨の口に似ている所から命名されたのだそう。
まだ3分程の与那を意識した作りで特徴は出てませんがこれから製作が進む事に鴨口となって参りますのでチェックしてみてください。
縞黒らしい「縞」が天から猿の尾に至るまで入った材です。
棹は原図よりも細めが希望との事。細く削っても耐えうるだけの良材である事が求められます。
職人曰く
「最近の与那城はいろいろな形が出回ってるけど少なくとも天や鳩胸部分は原図に忠実に作らないとただの創作になってしまう」
と15年振りの鴨口与那製作の意気込みを述べてくれましたよ。
T様、今後、削り、塗り、皮張り、部当て、最終調整を経て、お届けまでに3ヶ月ほどお時間を要す予定です。
削りが進みましたら、またご報告をさせていただきますのでしばしお待ちくださいませ。
Posted by ASOVIVA at
13:10
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